木造住宅の耐震診断と補強方法講習会
先日、『木造住宅の耐震診断と補強方法』講習会に参加しました。
本の解説、演習等一日みっちりとありました。
来月の岡山県主催の『岡山県木造住宅耐震診断講習会』を受講することにより、岡山県木造住宅耐震診断員に登録することができます。来月、また頑張ります。
先日、『木造住宅の耐震診断と補強方法』講習会に参加しました。
本の解説、演習等一日みっちりとありました。
来月の岡山県主催の『岡山県木造住宅耐震診断講習会』を受講することにより、岡山県木造住宅耐震診断員に登録することができます。来月、また頑張ります。
押入れの壁を耐震補強します。
今回は、土壁に漆喰を塗った壁です。
解体の様子です。中段、枕棚を撤去し土壁を撤去していきます。貫(柱と柱をつなぐ横板)や木舞(竹を組んだもの)が見えてきました。土壁も耐震診断上は耐力壁として計算できますが、今回はより強くするために構造用合板で補強します。
先日、本年度2件目の耐震診断の調査に行きました。いつも床下の写真が多いので今回は、屋根裏の写真を。。。。
今回のお家は土壁です。土壁も耐震診断上、耐力壁として計算できます。ただ、厚み、梁まで達しているか、壁両面塗ってあるかで計算値が変わってきます。今回のお家は、外壁ラインの壁は、梁まで達している仕様、内壁は梁まで達していない仕様となっていました。
この時期、屋根裏に顔を入れて確認するだけで汗だくです。
これから計算に移ります。
最後の補強箇所は外部です。本当は、廊下より先に外部をしようと思っていましたが雨の関係で最後に。
外部からの補強は、お客様の生活に支障が生じにくいので了解を得られれば、補強箇所として候補としてよく選びます。
施工前の様子です。掃出し窓を除く3面の壁を補強します。
筋交いによる補強です。柱と梁の抜けを防ぐ金物と筋交い用の金物です。
柱と土台の抜けを防ぐ金物と筋交い用の金物です。この壁左側の柱は建物の角の柱で隅柱と言います。地震で1階が倒壊する原因の1つに隅柱の土台からの抜けがあります。壁を強く(補強)すると地震時にその引抜力も強くなるので金物補強も重要となります。
補強完了です。
工事後の様子ですが、施工前と変わりません。これが耐震補強工事のつらいところです。(金額をかけても見た目が変わらない)
2階の工事に続き、1階の工事に移ります。1階は廊下の壁の補強と外壁の補強です。今回は、廊下の補強の様子です。
廊下は生活導線として工事中邪魔になりますが、片付けが必要ないため補強箇所として選択しました。
今回は、床を壊さずに施工できる大建工業の『かべ大将』を選択。その中でも「真壁」仕様でパネルの取付が片方が柱、片方が間柱に取り付けできるタイプです。上の写真は下地の状況です。
専用のパネルを取り付けて完成です。このパネルにクロスを直接貼ることが出来ます。
先日から、倉敷市の補助金を利用した耐震補強工事がはじまりました。
今回は大きく分けて、2階の押入の中、1階廊下、1階外壁を補強していきます。
まずはじめに2階の押入です。押入は、お客様に片付けていただくのに御迷惑をお掛けしますが、
・空間が狭く壊す範囲が少なくて済む
・仕上げを合板のままとすることが出来る
などのメリット(コストダウン)があるため、補強計画をたてる時、候補とします。
解体前の様子です。壁面の2面を補強します。
今回は筋かいと構造用合板により補強します。この押入は、天袋があるタイプなので鴨居敷居を利用するために、構造用合板は柱の内側でおさめる真壁仕様としました。
筋かいのプレートと柱の頭と脚にそれぞれ補強金物をつけて完成です。
2017年度倉敷市の木造住宅耐震改修工事の補助制度が開始しました。
昨年度と補助金額が増え、工事費の50%で上限が40万円から60万円にアップしました。
この補助制度を使用するには、耐震診断と耐震補強計画が必要となります。
ご興味がある方はお気軽にご相談下さい。
ちなみに昨年度耐震診断及び補強計画をさせて頂いたお客様の耐震改修工事を一件申し込みさせていただきました。
補助制度について詳しくはこちら → 倉敷市役所
倉敷市木造住宅耐震改修工事補助金制度を利用しての耐震補強工事です。
木造住宅耐震診断(現況診断)及び木造住宅耐震診断(補強計画)をさせていただき、その流れで補強工事もさせて頂くことになりました。
引違いの障子がある開口部分(1間)を半分にして、残りを補強する壁とします。今回は、構造用合板による補強です。
構造用合板を釘で止めるための下地の状態です。
柱と梁とを連結する金物の状況です。壁を強くするだけでなく接合部分も補強することにより、より耐力壁(補強する壁)が力を発揮することが出来ます。
柱と土台を連結する金物の状況。金物は補強する壁、設置状況により種類が決まります。
構造用合板取付終了。釘の打ち方、種類も規定があります。
この後、市役所の担当者の方に中間検査をしていただきました。
特に問題なかったようです。
後は床、壁、天井を直していきます。
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