【お風呂コラム】浴室をリフォームして寿命をアップ

日本人の憩いの場として、毎日使用する浴室。
単に体を洗い湯船につかる場所から機能性や快適性などを追及したリラクゼーションの空間として進化しています。
浴室をリフォームしてよりくつろげる空間とするための情報をまとめてみました。

目次

住む人の健康寿命を延ばす

入浴中にヒートショックが原因で急死された人は、交通事故による死亡者数を大きく上回るといわれています。
ヒートショックとは温度の急激な変化で血圧の上下動することによって引き起こされる健康被害と言われ、心筋梗塞や脳梗塞などを起こします。特に冬場に多く見られます。
また、高齢者や生活習慣病の方に多いのが特徴です。
 
死亡するという最悪のケースを免れたとしても後遺症が残るような状態となると健康的に生活を送れない可能性があります。
健康寿命を延ばすためには、冬場危険な浴室を見直すことは重要なことだと思われます。

 暖かい部屋から寒い脱衣所で服を脱ぐことで血圧が上昇。
 ↓
 さらに寒い浴室で維持され、熱めの浴槽内で血圧が下降。
 ↓
 また寒い脱衣所に移動することで血圧が上昇します。

ヒートショックを防ぐ浴室の改修ポイント

・システムバスにすることで断熱性能を上げる
・窓の断熱性能を上げる
・浴室内に暖房器具を設置する

家の耐久年数を延ばす

在来工法(タイル)の浴室を解体したときに目にするのが構造躯体である土台や柱の腐食です。
長い年月をかけて染み出た水が原因と考えられますが、浴室だけにとどまらず蟻害(シロアリによる被害)の原因となり家全体に影響を及ぼす場合があります。
構造躯体に接してなくて防水性能に優れるシステムバスにすることで家の耐久性が上がります。

↑在来工法の浴室を解体した後の様子

すべての家でこのような現象になっているわけではありませんが、タイルのひび割れを放置していたり、浴室入口の脱衣所の床がふわふわしている場合は要注意です。

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